そんな空気感をあらかじめ予想していた〇〇君は館内を確実に沸かせる情報を投下する。
「そして、地球を守ってくれたスーパー戦隊、侍戦隊シンケンジャーのシンケンピンクだぁ!」
「「おおおおおおおおおおおおおおおお!」」
〇〇君が茉子がシンケンピンクであるという事を男子生徒達は目を輝かせた。
「すげぇ!」
「可愛いぃ!」
目の前に居る美人が地球を守ってきたヒロインの一人という事実は思春期真っ只中の憧れを掻き立てる。
彼らの真っ直ぐな言葉に茉子は照れてしまう。