「お前どれにする?」
「ん~バニラモナカにしよっかな~」
 とあるコンビニで学生達がどのアイスを購入するかで談笑していた。
 白石バニラアイスや白石バニラモナカ……コンビニの冷蔵ケースには当たり前のように茉子の裸体や両胸が通常商品達の横に陳列されている。
「お前そのモナカばっかり食べてるな」
「このモナカめちゃくちゃ美味いんだぜ」
 商品一つ一つに戦隊ヒロイン達の犠牲の上に成り立っている事を人々は知っていながらも、それが当然だと……。
 むしろZAN食品は人々の生活に欠かせない程に日常に馴染みつつ侵食しており、感謝している者も多いのが現状だった。