信じたくない光景だった……目の前で愛する夫が娘の仲間を陵辱し犯していた、泣きたい気持ちを一度堪える……。
「響子、すまん茉子を止める為に協力してくれ、ほらこの子の様に!」
 ことはを後ろ手縛りで連れてきた衛がシンケンピンクになって戦っている茉子を止めようとしていた。
「な……なんであなたが……」
「おじさん、名誉市民なんやて、うちもおそわれてもうて……」
 妻として、一人の娘の母として心を鬼にする。
 スパンッ!
「なぁ!」
「何バカやってるの!」
 身体が正常になった響子は、しっかりと先代シンケンピンクのだった!
 だが父親が名誉市民になってしまっている事を娘にどう伝えるか……今も夫を愛している、だけど……
 響子の表情が徐々に曇りを見せた……。