「はい……」
「ねぇあいつこれ落としていったわよ」
 ルカが拾い上げたそれは、ルカには見覚えがある。
「淫珠かも……このマークは」
「私たちはアキバレンジャー……」
 ルカに抱かれたまま美月が意識を取り戻す。
「非公認戦隊です……」
「非公認だと?」
「はい、マーベラスさん……私たちは認められていない戦隊のメンバーです……仲間が駅前にいるはずなんです」
 そこまで訴えて、美月は再び意識を失った。
「アキバレンジャー……」
「すっごいですぅ まだまだ知らない戦隊がいるなんて、僕も勉強不足だったなぁ!」
「まずは駅前に行って、他の仲間と合流してみよう、それで良いなマーベラス」


「ああ、たりめぇだ!」
「はい!」
 こうしてゴーカイジャーは、駅前にいるはずの非公認戦隊の他のメンバーを捜しに行くことになったのだった。