便利に世界を超える。ツーカイザーの大いなる力のお陰に他ならない。
「お二人さぁん! 受け取って」
 開いた異空間ゲートの先に立つ二人目掛けてレンジャーキーを投げる。
「え? 何すか?」
「ヌヌヌヌヌヌヌ!」
 その場にいる、同じ声を持つまるで外見の違う(それこそ片方はロボのように見える)二人に向かって投げつけたのだ。
「あわわわ」
「ヌヌヌヌヌ……」
 ゴンッ!
「後はよろしくやって!」
 慌てている二人を置いて、ルカは再びゲートをくぐった。