「よくもまあ考えた物じゃ……しかし、この石は意志を持っておるぞ? 望みを聞いてくれるのかな? 過去に一度も直接力を貸してくれたことは無いと聞くがのう?」
「うっさい! ここでケリを付けようか!」
「姫、よく考えよ。あちらでもルカ・ミルフィは戦って負ったぞ……そなたの横に居るのは本当に姫の世界で一緒に戦ったルカ・ミルフィ―なのかのう?」
「え? ルカさんが……」
「なに言ってやがる! 当然だろ!」
「数多の世界をよう渡ってはアイテムを配ったようじゃのう……当然並行世界のルカ・ミルフィもまた同じことをしておったぞ……何処で入れ替わっても本人すら気が付きはせんよのぉ……」
 この場に及んでのアイムの精神を削ろうとする攻撃だった。
「教えてやろうか……チゴクジョクカンコウジョウワルドの正体を……チゴクジョクカンコウジョウトピアの事を……」
 そして、世界の理を語ろうとする。
「知っても、どうせもう時間は無いでのう……まもなく儂は滅ぶ……ひひひひ」
 ヨコザワルドが言うのは簡単だった、売れない同人作家の描いた世界がトピアとなったのだと、その売れない同人作家が目指した統合された世界。それが恥獄辱姦肛嬲という物語。
「それがなんだって言うのよ!」
「それだけじゃよ……しかし、トピアが解放されて、世界に広がる……効果はどうじゃろうなぁ?」