「インサーン、アイムを何処へ連れて行く!」
ゆっくりと胎児を保育器へ移し終えたインサーンはルカを見下す様に近づいてくると。
「わからない? 後継者争いになると困るでしょ?
ファミーユの血を引くものには、子供が出来なくなるまで異生物の子を産み続けてもらおうかなと思ってね」
「え?」
本音で言えば、ザンギャック本星で皇帝に取り上げられた子供が手元にいないと言うことだろう……
「これで、あなたも生かしておく必要がなくなりましたね、もう死んでください」