「魔法だぁ?」
 ガレオンでニュースを見ていた博士の読み上げたネタにマーベラスは直に反応した。
「うん、何か彼方此方で変な魔方陣が開いては色んな物を転送しているみたい」
「はん、魔法ねぇお宝はあるのかよ?」
「さぁそこまでは……でも、面白いね」
「確かに、見に行こうぜ」
 普通ならマーベラスがそう言ったら、一直線だ、でも今日はそうならなかった。なぜなら……
「アイム、その後ろの何?」
 ルカが見つけた変な光は妙な三角形で光っていた。
「え?」
「危ない!」
「ルカ!」
 アイムをはじいた所までは良かったけど、ルカがその光に飲み込まれることになってしまった。
「博士、これが例の魔法だってのか!」
「分らないよぉ!」
「早く情報を集めろ、ルカの行き先を探せ!」
「う、うん」
「そうだ、鎧!お前地球に行け!マジレンジャーに会って、何か情報貰って来い!」
「は、はいぃい!」
 そんな、慌てたマーベラスの声が聞こえていた。