「こうしておいてやろう」
 入ってきた時にルカが閉めたドアをゴーミンが少し開ける。
「な!」
「気持ちよくなって、声を上げたら外の連中に聞こえるぜ」
 言われなくても、分かっている。
「くっ」
 それでなくても、ピアスを微妙に振動させながらゴーミンは腰を激しく撃ち付けてくるから。
「ん! んは! あ……」
「声がでているぞ……」
 口を閉じるのに必死になっているだけで、どうしても声は漏れる。