「ダメです!」
「え?」
 最初からアイムは考えていたのだ。
 そして、突然声を上げたアイムの考えだってルカさんは、直に分かってくれた。
「そうね……」
「はい! 私たちの仲間も捕まっています。 お会いした事もない人も居ますけど」
 何人も家畜のように繋がれて……
 そして、きっとそれぞれの方たちが今日までのアイムのように、
 何処かに監禁されて身を削る様な想いをしているに違いない。
「あたいらは、35番目のスーパー戦隊だからね。ほおっておけない」
「はい!」
 そして、大脱出は始まる!