「拙速だけど、アイムさん、お尻を前に出してくれないかしら……」
「お……お尻を前に……ですか……」
 時間が無いとはいえ、お尻……でも、ヨコザによって嬲られている経験がその行為の正当性をアイムに教えてくれる。
「ええ……お願い」
 スワンは必死に何かに堪えながらアイムにそう言うのだ。
「わ……分かりました」
 アイムは言われ通りにお尻を皆の前に出した。
「では、始めます」
 これによって、発見される物とは……スワン以外の誰も見当すら付いていない状況だった。