「あ……」
「いや、君に似合いの服を用意したよ」
兄さまの手には、ファミーユ王宮でアイムが着ていた服と同じものが用意されていた。
「なぜ?」
「え?覚えているからさ、ちゃんとね」
背後に回ってアイムを着付けてくれる。
「でも……なんでザンギャックなんかに」
しかも、行動隊長と名乗っていた。