ザンギャックが地球から撤退してからというもの、ヨーコはゴーバスターズとしての活動に専念していた。
 ザンギャックの脅威は去っても、ヴァグラス達の侵攻は始まったばかりである。
 日夜バスターイエローとして活躍していたヨーコのピアスが震えたのは、昼間にメタロイドを倒し、メガゾードを撃破して警戒が解除されたばかりの夜だった。
 誤作動だと思いたいヨーコは呼び出しを無視し続けているがピアスの振動は止まらず、やがて快感を強制的に流し込まれ始める。
「んひっ」
 ヨーコの様子がおかしいのを心配するウサダを適当にあしらうと、かつて呼び出されていた廃ビルへ向かう。
 そこに居たのは、既に地球には居ないはずのザンギャックの尖兵ゴーミンだった。