『儂は消えた……』
『儂は直接何も出来ない……』
『儂はアカシックレコードに嫌われた……』
『儂は……儂は……アナルが好きじゃ……』
 思考はグルグルと回り留まる事は無い、しかしヒロイン達の活躍によりヨコザの復活は完全に阻止された。
『儂は望む……牝たちの幸せを……』
『儂は望む……儂が与えられないのならば……日常にその因子を……』
『儂は望む……牝たちが快楽の中で暮らせればいいと……』
 ヨコザの因子は世界に溶け、誰も認識できなくなるほどに薄くなっていった……ただひとつだけ……
『最も嫌悪し屈辱するモノにこそ身体の底から悦楽を感じるてしまう牝たちを……』
 その想いは世界に溶けて行ったのだった……

 ゆめりあにとっての最悪は恥辱でも羞恥でもなく、秘密の漏洩かもしれないお義母さまに裏の活動を知られた時、全身を快感が駆け抜けた気がしていた。