「そして、かつての組織の研究も怠っていないし、その力を再現、強化して再生することも出来るのよ!」
美月にではなく、冴さんに言っているみたいだった。
「え?」
「今回は……オルグ」
「いやぁあああああああああああああああああ!」
「暗闇と衝動が必要らしいわね、両方とも私が用意したわ、まずは暗闇」
インサーンは冴さんのお腹を指し示しながら。
「子宮の中」
オルグってたしか、オジサンが何か言ってた気がするけど……
「ひぃ!」
美月の目の前で馬だと思われたものは、馬頭のモンスターへと変わっていく。