力の入らない体で、それでも何とか立ち上がると、犬の精液が陰唇からこぼれ落ちていく。
 朝礼台の上から見る生徒達は、ついさっきまでとは違い、美月をただの変態としか見ていないとわかるような下卑た笑みを浮かべていた。
「犬のチンコは、気絶するほど気持ち良かったのか〜?」
 目の前の生徒が美月に問いかけると、ドッと笑いが起きる。
『何の為に……』
 自分が皆の前で犬に犯された理由など言えるはずもない。
「はい、とても気持ち良かったです。」
 訓練した作り笑いで笑顔を作って、返答する。
 既に生徒達の中に、美月の事を哀れに思う者などいなかった。