リセットされたはずの世界でも、美月はザンギャックによってAV女優としてデビューさせられてしまう。
 その時発動していたヨコザコレクション『変態デジタルカメラ』によって獲物として見出されてしまった美月は、街中で全裸になると、集まって来た男達に向かってお辞儀する。
「今からAVの撮影をする青柳美月と言います。よろしくお願いします。」
 自己紹介すると、ワゴンセールの台に腰掛ける。
「これが私の処女膜です。」
 そして、指で開いて誰にも見せたことのない乙女の証を大勢の男達に見せる。
『もう、やめて……これ以上は許して……』
 心で悲鳴をあげているが、体は自由にはならない。
「写真撮影OKです。私の名前と一緒に“男優募集”で拡散してくれると嬉しいです。」
 その言葉を聞いて、男達は美月の裸をカメラに収めていく。
 ケータイで写メを撮っていた男達は、美月に言われた通り、SNSで写真を拡散していく。
 そのSNSを見て、次々と男達が美月の元に集まって来ていた。