薬の効果は一目瞭然だった。
 胸の血管が波打ち、目に見えて膨らんでいく乳房。
 膨らみ続ける胸の先端が徐々に張り詰めていく感触と、急激な成長で血が集中するようなむず痒い痛みを乳首に感じる。
「いやぁぁぁ!!」
 自身の身に起きている事の恐怖から悲鳴が溢れる。
 痛みを覚えるほど膨張した先端、乳首からプシャーと母乳がシャワーのように噴出される。
「へ!?」
 自分の胸から出ている物を理解できずに、マヌケな声を出してしまう。
「……白い血?」
『え?なんで?血が??白い???』
 認めたくないからか、それを血だと思い、更に混乱する。
「それは貴様の母乳だ。」
『母乳……妊娠!?』
「イヤーーー!!」
 ゴーミンに母乳だと言われ、妊娠したと思い悲鳴をあげる。