「改造が終わったようです。」
 司会ゴーミンがアナウンスすると、拘束されていた体が自由になる。
「どれどれ……」
 手首をゴーミンに握られると、体がビクンと跳ねる。
「ひゃん❤!!」
 自分の口から出た声色に驚いてしまう。
 今まで快感を感じたとしても、簡単に声を漏らす事はしなかった。
 それがあっさりと口から出た。
「な!?」
 何をしたのか聞こうとした瞬間、ビシッと大きな音を立てて、俗に言うシッペをされる。
「ひぃあぁぁぁぁぁぁ!!」
 腕に感じた痛み、ではなく激しい快感が体中を駆け抜け、股間から愛液か小便かもわからない液体を漏らす。
 その感触さえ快感として襲い掛かり、脚がガクガクと震え、立っている事も難しいほど力が抜けてしまう。
「もう、まともな生活は送れない……って、今更だな(笑)」
 手首を掴んだままゴーミンが笑う。
『え?』
 美月達に何をしたのか、説明しているゴーミンの声が遠くに聞こえる。
 わかっているのは、二度と格闘技など出来ない体にされてしまったと言う事だった。