「いやぁ!!」
 帰りは撮影を兼ねた電車移動だった。
「美月ちゃん、人間の男の良さが分かるようになったんだって?」
「獣姦じゃなくても良いなら、俺達の相手もしてよ(笑)」
〜青柳美月の痴漢列車でイク旅〜
 美月の乗る列車の運行予定が報らされ、停車駅で次々と美月目当てに名誉市民や自称撮影協力者が乗車してくる。
「ほら、タップリ出して貰ったんでしょ?」
「何て、言うんだっけ?」
 男達が射精するたびに絶頂の悲鳴をあげる美月に、撮影スタッフが注意する。
「うぅ……私の体を、使っていただき、ありがとう……ございます……」
 泣きながら言わされる感謝の言葉。
 わざわざ各駅停車や鈍行列車を選ばれている事に気が付かないほど、美月は心身ともに衰弱していた。