「ひゃぁん!!」
 ゲートを通ってシャチークが美月を連れて現れる。
 美月はゲートを通るたびに感度が上がり、それを知らせるように絶頂する。
「ここが……非公認トピアか」
 懐かしい雰囲気に、心が踊る。
「同僚がノルマに追われている予感がしただけなのに、美月を連れ出すことを許してもらってしまった……」
 横沢の許可を受け、美都子博士とスワン博士によるゲート調整の実験として、非公認トピアにやって来た。
「おい、まただ!」
「やばいだろう、裸で歩いてるなんて……」
 今までいた世界の秋葉原では、味わうことのない街の感覚に納得する。
「ここは、見知らぬ馴染の街という事だな。」
 美月のリードを引いて歩き出す。
「うぁ……」
 絶頂したばかりの美月は、ガクガクと脚を振るわせながら後に続いていく。