同じように、こんな所でひどい目にあっている人がいた。お腹があれだけ目立っているのだから、もう臨月は近いように見える。
「そんな事……」
「やれるはずだろう?それに、これは罰だからな」
美月がゆっくりと前に出ると、冴さんも歩を進める。
「いいの?」
「気に……しないで良いわよ……」
目でコンタクトを取る、少しでもやってる人ならこれで大体はわかる。この人は強い、それが通常の状態ならば。