『地球人の尻は素晴らしい、宇宙一の芸術品じゃぁ。ヒヒ。その中でも弥生ウルシェード、お前さんの尻は特に美しい。ワシの全ての技術をもって磨き上げてやる』
 眼鏡のようにも見える器具を光らせて囁く。
「ヒィッ!」
 肛門に感じる圧迫感。周辺を揉み解されている。
「いっ……いやっ……グウっ」
 緊張を無理やり解かれた肛門に指が押し込まれる。
「ぬ、抜いてぇえええ……」
 敏感な排泄器官に異物を挿入される惨めさに弥生は叫んだ
思わず背中が反り返る。しかしそれはかえって侵入者の指を直腸深くに導く結果となる。
『ほぉ、柔らかい括約筋じゃぁ、実験のしがいもあるというものじゃ。ヒヒヒ』
「ひぃぃぃ……ウゥッ」
 長い指を肛門に差し込み、回転を加えながら出し入れする。腸内を指でこすられる初めての感覚に全身の毛が逆立つ。肛門を嬲られる痛みに弥生の頬を涙が流れる。
「もぉ……やめてっ……クッ」
 しかし、指は楽しそうに腸内で踊り続ける。その度に弥生の腰は不自由にうねり嗚咽は部屋に響く。
「はぁ……はぁ」
 ヨゴザの指は抜かれたのは2時間も後だった。弥生にとっては何日にも感じられる時間だった。全身は油を塗ったように光沢を帯び、散々いたぶられた肛門は熱を持ち、いやでもその部分の加虐の記憶を残している。膝の力が入らない弥生は膝を折り、和式便器にまたがったような恰好になる。

「ヒヒヒ、休んでいるヒマはないぞ、弥生ウルシェード、実験じゃ。」
「……え……、ちょっ、休ま!」
 肛門に再び指を挿れられ、腰を引き上げられる。
 指が抜かれ、代わりに挿れられたのは冷たい器具であった。
 ヨゴザの指より細い円柱が何個も連なって腸奥まで侵入した。最後は肛門に蓋をするような形で円盤状の器具があてがわれた。
『ひひっ、計測開始じゃ。弥生ウルシェード』
 ヨゴザが空間に出現したパネルを操作すると低い音をたてて装着された器具が回転する。
「ヒッ! ヒッ! ヒッ!」
 短い悲鳴を上げる弥生の意志に関係なく、肛門の辺縁を執拗になぞる器具。
 表示されるデータをヨコザが読み上げる。
『シワの数は21、色は……色素の沈着はほとんど無いのぉ、排泄以外に使用していないのか? ん、弥生ウルシェード。ヒヒヒ』
 機械を点検しているような淡々とした言葉が一層弥生の羞恥心を嬲る。
「ヒッ、そんな使い方知らないぃうんッ」
 腸内に異物が侵入し蠕動する初めての感覚に戦きながら答える弥生。
『排泄物の残量が多いのぉ、便秘気味なのか? ヒヒヒ』
 凌辱されているのに、頬を赤らめてしまう弥生。少女の秘密をあからさまに嘲笑する異星人に改めて異質感を感じてしまう。
『開口部の直径は12ミリじゃ。無理に拡張すると開きっぱなしで美しさを損なってしまうからのぉ。ゆっくりと拡張して磨き上げるとしようヒヒヒ』
「えぇっ? か、かくちょぅうぅ? んっ、んんっ! ハァッ!!」
『ほう、艶っぽいいい声じゃ。どんどんさえずってくれ、弥生ウルシェード。』
 肛門括約筋に位置する器具が動きを変えた瞬間、思わず声が出てしまう。弥生は自分の頬が紅潮した事に気づく。自分でも触った事のない肛門を玩具のように弄ばれる恥ずかしさとそれに反応してしまった事で敵を喜ばせてしまった自分自身への怒りで。
 しかし淫具は思いを馳せる瞬間も与えない。
 ウヴンッ
「えっ、やぁぁぁぁぁっ!」
 下半身から感じる痒みのような振動に再び悲鳴が上がる。
 器具が細かく振動しながら少しずつ太くなっていく。
「ああああっあ、ヒィッ」
『もっといい声で鳴かんか、弥生ウルシェード。ペースを上げるぞ』
 ウヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴウウウヴヴヴンッ
「ひぃいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!」
『ヒヒヒッ。いい声じゃ弥生ウルシェード。お前さんの筋肉組織を軟化させているのが分かるか?どんどん広がるぞ、ほれほれ、もう150ミリになっておるぞ。ヒヒヒどうじゃ、150ミリのケツの穴の弥生ウルシェード。』
 150ミリ、信じられなかった。人間の肛門がそんなに広がるなんて。今は壁の球体の中だが、弥生のこぶしは楽々通る大きさだ。
 大きく開いた瞳に涙がこぼれた。悔しかった、何も抵抗できずになすがままになっている自分に。
 しかし悪魔のカウントはすぐに新たな絶望を宣言する。
『245,246,247,248……そろそろかのぉヒヒヒッ、250ミリのケツの穴じゃ。もう頃合いかのぉ?』
「嘘っ、うそよぉ……ヒッ……ヒッ」
 下半身から襲う圧迫感に声も絶え絶えだ。
『ヒヒッ、さすが科学者、確認せねば信じられないか?』
 長い指が弥生の眼鏡の位置を直す。基地のシステムとリンクしているオペレーショングラスのスイッチが入れられる。ハッキングされているのであろう、本来の弥生の視界とは別の視点が映し出される。
 そこには……とても人間の身体とは思えない風景が映し出された。
 大きく割広げられた臀部、そこにあるものはガラスを思わせる透明な器具。
 しかし、その表面はヌメヌメと光り、振動で辺縁の形状がブレているように見える。驚くべきはその太さである。器具の太さは人間の腕を思わせる。
 弥生は愕然とした。身体を変えられた……お尻の穴があんなに開いているなんて……こんな身体じゃもうダイゴさんに会えないよぉ……
『では器官内部を洗浄するとしよう。ヒヒヒ』
 ゆっくりと器具を外された。痛みがほとんどなかった。あんなに太い巨大な器具が入っていたのに……。絶望が弥生を襲う。
 臀部の肉を押しのけるようにポッカリと孔が存在している。鏡で時折見るちょっと小ぶりな自分の腰周りを思い出した。涙が止まらない。
 しかし、絶望をよそにヨコザの作業は続く。
「ふあっ? んんんんんっ!」
 青白い指で押し開かれた肛門。何かが中に進入してくる感覚。
 弥生の容姿同様初々しい鮮やかなサーモンピンクの肉壁を見せる肛門内部を長い舌で舐めだしたのだ。
 肛門に指をかけ、内容物をこそぎとるように一心不乱に舐めるヨコザ。
『ヒヒヒ、弥生ウルシェードのケツの穴。ヒヒヒ』
 直腸を越え、その奥まで舌が入っているのが分かる。腹の奥に圧迫を伴う生理的な嫌悪感を感じる。
「ウェェ……」
 吐き気がした。もうイヤだ。我慢できない。
『ヒヒヒ。美味じゃ、弥生ウルシェードの中は甘露で溢れておる』
 声の主が嬉々として覗き込むのがわかる。
 胸の下まで来た異物が身体の中を蠢く感覚。気が遠くなる。その刹那

 ジュルルルッ!

「……ふあぁんん!?」
 膝の力が抜け腰が落ちた瞬間、肛門をヨコザの舌が激しく摩擦する。
 思わず声が出てしまう弥生。
『ん、今の声は? ケツの穴で感じているのか、弥生ウルシェード。』
 ヨコザが余りに長い舌を口にしまいながら訊く。
「……そんなわけないじゃない……そんなわけないっ!」
 再び便所座りの格好になった弥生が毒づく。
『そのうちケツの穴を空にしておくのがツラいと言うようになる。ヒヒヒ』
 子供に言い含めるように話しかけるヨゴザ

「ヨゴザ様……」
 ヨゴザの背後に白衣を着たゴーミンが現れ、何やら耳打ちする。
『そうか、この部隊の目的は地球人慰安婦の調教だったの。ヒヒヒそれでは作戦を改めて開始しようかの』
 ぶよぶよした頭部を揺らしながらヨゴザが嘲笑する。

『では改めて聞こう、慰安婦弥生ウルシェード。何百何千というゴーミン共に穴という穴を蹂躙されてボロボロになるのとワシの芸術作品として研究材料になる事、どちらを希望する? ワシは優しいがゴーミン達は加減を知らぬからのぉ。』

 後方に多人数の気配を感じる弥生。輪姦の恐怖にパニックになりながら冷静な思考を巡らせる.

―もう肛門は汚されてしまった。でもこの怪人の言うことを聞いていればダイゴさんに会える可能性もある。
 まだダイゴさんに初めてを捧げられる可能性にかける―

「あなたの命令に従います。」
 迷わなかった。

 意外そうにヨコザは答える。
『ヨコザじゃ。ヒヒヒ、ヨコザ様の実験奴隷になるのじゃな。』

!……「私、弥生ウルシェードは……ヨコザ様の……うぅっ……実験奴隷になることを……くッ……誓います。」

 涙が出た。悔しかった。固定された手足の痛みを感じながら目の前の冷たい壁に額を打ちつけた。