弥生の指を握るアミィの手に力が入る。
「……Yes、わかった。弥生ちゃん、全力でぶん回してやろうじゃない、んっ」
「え、どうゆう……?」
 勝気な笑顔を見せるアミィと困惑する弥生。

「ブレイブを燃やし尽くして、こ、のっ、エッチなバイクを止めてやるんだから、ね。……んん」
「は……はいっ!」
 弥生もアミィの手を強く握り返す。

「いくよ! ブレイブぅ……」
「「イン」」

 下半身に力を込め、ブレイブを燃やす2人。
 そのブレイブの高まりに応えるようにディノチェイサーのスピードは上がり、振動も大きくなる。
「くぅぅぅっ! さ、さすがに……ふぅぅぅぅんっ!」
 強くなったバイブの刺激に甘い声が出てしまうアミィ
「あ゛、あぁぁぁぁぁあぁぁん、クンッ」
 アミィの手を引くように前のめりになって振動を抑えようとする弥生。
 しかし、タイヤが弾むショックでのけぞる様な姿勢となり、さらなる刺激がその身体を襲う。

「うっ……アッ……イイ`ッ……ぐっ」
「あぁ……がッ……うぅうっ……いやぁぁぁぁ」
 ディノチェイサーのスピードは落ち、人が走る位のスピードになっていた。

 ロングの髪を頭頂部でまとめた快活そうな少女は背中を反り、地面から与えられる衝撃を力の抜けた身体で受け止めている。

 向かい合わせにまたがるポニーテールの理知的な少女の眼鏡の奥の瞳にはすでに光はなくゆるゆると固定された手足を揺れるに任せ脱力している。

「あぅ……ふぅ……ふぅんっ」
 アミィの身体には枝が当たった跡なのか赤い筋が全身に走っている。

「いっ、いっ……いぐッ……いぃん……」
 対して弥生の身体には傷ひとつない。血管が透けて見えそうな白い肌は羞恥か快感か内側から発赤するように赤く染まっていた。