「ん……」
 太陽の日差しが室内まで入り込み、優子はようやく目を覚ました。
 理香はどうしたのだろう、不安でいっぱいになる。
「うう……あなた……」
 自分の姿を見下ろし、娘の心配をする資格すらないのではないかと不安になる。
 レジェンド大戦の時に亡くなった夫を、恨めしく思う。生きてさえ居てくれたら、それだけで良かったのに。