「マネージャーちょっと話があるんだが……」
「きゃぁ」
 肩に手を置いて来たのは剣道部のOBだった。この状況で知人にあってしまう事は避けたかったのに、以前からりんを何か変な視線で見て来ていた先輩に会ってしまうとは。
「え……先輩?」
「悲鳴を上げるとは酷いじゃないか?」