カランカラン……
「あ……」
「いらっしゃいませ、ああ気にしないでください……こういう生き物なので」
「あ、ああ……そうなのか」
つかさには分かってしまう、それがザンギャックのナノマシンによるものだろうと。
「いや、そう言う方面の仕事じゃなくて、桐生アミィという女性が働いていると聞いたのだが」
「あ、アミィちゃんですか?」
ゆっくりと視線が合う。
「ありがとうございます」
長い戦いの中で、暗躍したゴーミン達にそうされたのだろうと、つかさは似た者同士として心が痛かった。