「さて、行くぞ?」
戦闘員は、首輪につなげたリードを引いて歩き出した。太陽も高い位置にあるというのに住宅街の中を……
「うそ……」
いったいどれだけの時間、歩かされただろう……
意識が朦朧としてどれだけ歩かされたか、何処を歩いたかもまるで覚えていない。