そんなカグラでもシャワーを浴びる度に、自分が現地徴用慰安婦である事を自覚して悲しくなる。
「お姉ちゃんの裸……」
そしてそれを背後から覗いている大喜がいた。
カグラにとっての悲劇は、もうずっと前から家の中まで侵入していたのだ。