「さて、早く散歩に行こう」
早朝、誰もいない昴ヶ浜の街中をリードを引かれながら全裸で歩いている。
「悲しいわ……」
「気にしないで、まだまだ序の口だよ」
序の口とはいったいどういう意味だろうか。
歩いている方向は、海とも秘密基地とも違うようだった。