「もう……こんな事」
「自分自身を虐めるアプリは開発できても、戦隊の後輩用のは作れないのかよ?」
研究室内には、雌の香りと、それを倍する雄の香りが充満していた。
「それは……」
させられているのだから、結果として全部開発を進めている。
「ほら、手を止めるなよ」
カタカタとキーボードが鳴り、アプリが完成の時を迎える。
「メガイエロー、メガピンク以来の大当たりアプリになるな、千里」
「く……こんなの酷い……」