「そうだ、裸も見せてよ。霞の裸見てみたい」
 興味を持つような年頃とは思えない、きっとゴーミンの入れ知恵なのだろう。
「えっと、女性にそういう事を言ってはいけないのですよ」
「そう? スパー戦隊の女って全部普段は裸だって聞いてるよ、僕たちの前に来るから霞だって我慢して服着てたんでしょ?」
 入れ知恵にしても、ひどすぎる。
 思い返してみても霞の通う学校でも、先輩たちは霞と同じようなユニフォームを着せられていた。
「いえ、ちゃんと白衣はきてますよ」
 そう、いろいろと身に着けている。
「良いから、霞早く!」
「はい、ご主人様……」
 何を拒んでも結果は変わらない。
「良し行くよ」
 ご主人様は両手にもった遠隔操作のボタンを動かした。