「おい、動け! 壊れたのか!」
 ピアスがぶつかる音は聞こえている、操作感も変わらない。
「霞! 起きろよ」
 でも霞は動かない、本当に電池が切れたおもちゃのようだった。
「もう……」
 でも、目の前でお母さんミルクが噴水のように吹き上がっていた。