「さあ、出かけるぜ! これ持て」
 サンタのコスに合わせた白い大きな袋。
「え?」
 思ったよいりも重たい、しっかりと中にはプレゼントが入っている様子だ。
 手を引かれ、霞は校外へ連れ出される。
「どこへ行くのですか」
「言っただろ、ボランティアだよ」
 誰かにプレゼントを配るのかもしれない。
「なら、普通の格好をさせてください」
「駄目だよ、霞ちゃんも計画の内だからね」
 やはりこれはボランティアの名を借りた、ただ霞を凌辱するための集まり。