ゴンッ
廊下の壁に肩からあたる。
「ん!」
まっすぐ歩こうとしているのに、体が勝手に滑っていく。
「ちょっと……あ……どうしましょう」
肩が痛いと言うよりも痒い。
「あ……」
自分の体が兎に角理解できなかった。