「こんなピアスを付けて学校へ来ていたのかよ、百地?」
シャツが捲り上げられて、胸が露わになる。
「ちょっと……」
先ほど研究室でも自分でそうしていたのだけど、人にましてや親しくもない男子にめくられるのは。
「そう言う行為は、彼女さんと行うべきでは?」
気持ちが良くない。
「ああ、そうだな」
男子は聞き流しながら、霞のズボンのベルトを外そうとしていた。