「俺たち二人が肉体管理を任されている」
「よろしくな、霞」
「よろしくなんて、出来ませんよ……」
 信じられない、この場所に居続けないといけないなんて。
「逃げられないのは理解できただろ?」
「あ……」
 ピアスを操作されたら、歩くことも侭なら無い。
「初仕事に、列が出来てるぜ」
 正樹くんの指さす先、廊下には順番待ちの男子学生たちが並んでいた。
「霞はアナルと口専門だ……前に入れることは不許可だとザンギャックから指示かきてる!」
 正史くんの説明に、その場にいる男子が一斉にうなずく様もまた気持ち悪かった。