「話を続けなよ、デートのお誘いだよ?」
「そんなわけありません、八雲君に……んんんんあ!」
「それで、遊園地にでも行かないか? 前に風花を接待して上げたところとか」
 完全にデートだった、しかも遊園地に八雲君がいつの間にかデートに誘ってくるほどになっているなんて。
「はぁ……はぁ……んん!」
 必死で呼吸を整えてから、通話口から手を離す。
「良いですね、エスコートして貰いましょうか、紳士的に出来るのでしょ?」
「任せてくれ霞ねぇ イギリスは紳士の国だよ、ああ! 良かった、じゃあ又!」
 通話は一方的に切れてしまった。
「んぁああああん! い……くっ」
 やっと大声で霞は絶頂を告げることが出来た。