「ごめんなさい、風花ちゃん……もっと私におじいさまのような力があれば……」
風花が見えなくなるまでの距離を歩いた後、霞は強く両手を握りしめ呟く。
『あの、動きと風花ちゃんの表情……おそらく……そういうことなんですね……』
霞は風花の挙動で気づいてしまった。自分と同じような身体にされてしまったことを……
霞は悔しがる。可愛い従妹が慰安婦とされてしまったことに……
『絶対に許しませんよ。宇宙帝国ザンギャック!』
霞の脳裏に浮かぶのは、そうザンギャックの忍び達……