ズズッ……
「あ……」
霞の持っていたイルリガードル浣腸器が最後のクリセリン原液を吸い込んで空になった。
「悪い! 悪い! 霞ちゃんがズルして浣腸をサボったもんだからよ」
「悪い女だ、自分の立場が分かってないね」
正樹くんと千里先輩を管理しているのであろう男のの言いぐさは、今更どうでもいい。
『あれは、アプリ……?』
千里が何かわけの分からないアプリを製作しているのを目撃するも、その画面を観ているだけでろくでもないモノなのは見て取れた。