「何? 何? セラちゃん。もしかしておトイレ?」
アムは子猫のようなにやけ顔を、隠すことなく近づけてくる。
「んっ! ……ち……ちがう……わ」
必死に何かを隠している様なセラの態度に、アムの猫族としてのいたずら心に火が付く。