その時――!
「ひぐぅぅぅぅぅ〜っ!」
 アクメの余韻に震えていたモモコが高らかな悲鳴を上げた。
「……え?」
 ハミィの考えは霧散した。
「んはあっ! ああっ! あああああああ〜!」
 ぎしぎしっ……。
 鎖が軋む音を鳴らし、苦しそうに喘ぐモモコの肢体は切ない痺れに震え始める。
 引き締まっていたはずのお腹が、ぼこぼこっと有り得ない膨らみを帯びていた。
「あっ! やだっ! こ、こんなのっ!」
 ぷしっ! ぶしゅぶしゅっ!
 モモコの股間からは、牡と牝の混合液がいやな音を立てて噴き出ている。
「おっ、もう受胎したってのか?」
 インダベーが嬉しそうに笑う。
「はぁ、はぁ……はぁ、はぁ……ぅ」
 我が子を守る母性本能に狂わされたのだろう、力の入らない足で無理矢理に立ち上がったモモコのお腹はドールドグラーの卵を産み落としたばかりだというのに、またしてもぽってりと膨らみを帯びている。
「地帝獣の卵を産み落とす美しき戦隊ヒロイン……。今や、ジャークマターの戦力を強化するための存在――家畜モモコ」