自室に戻ってもやはりインダベーたちは帰って来ていなかった、もう命令される事も無いのに日課である胃の内容物を吸い出してチーズに異物が混ざる事を避ける。
『よく聞いてハミィ、奴は人間どころか全宇宙にあるものを吸収しようとしてる、仲間とか部下とか全部ひっくるめてね、その為にあなたの身体に埋め込まれたものは作用してるんだいう事、でもそれを着けたインダベー自身もそれを知らされてはいなかったって事……スーパー戦隊の一員としてどう戦うのか自分で決めて頂戴』
 別れ際に、そう茉子に言われた。
 涙が零れて仕方が無かった……