「はぁん❤……あう❤」
 歩くことが出来なくなって、膝からその場に崩れ落ちる。高揚した身体の神経が地に着いた膝の痛みすら快感として脳に伝えてくる。
「これがピアスの能力だ、揺れたら俺たちが呼んでると理解しろ」
「呼んでる……ですって? はぁ❤……はぁ❤」
「そうだ、そして胸の紋章を見ろ」
「え? なにこれ」
 先ほど付けられた国際警察とは違う紋章。
「宇宙帝国ザンギャックの紋章だ、お前の快感が最高潮に達した時にこの紋章に変化する様になっている」
「ただの焼印じゃないって……事なのね」
「そうだ、我らが宇宙帝国の現地徴用慰安婦という事だ」
「宇宙帝国ザンギャック……」
 異世界からやって来ているギャングラーだけでも持て余しているのに、宇宙からやって来る敵まで相手取るなど不可能事だ。