「よし、散歩にでも行くか?」
 あっという間に脱がされたどころか、後ろ手に縛られている。
「ちょっと……更衣室の話をしてただけな筈なのに」
 戸惑うつかさを横沢が追い立てる様に備品室外へ出る。
「ちょ! 待て横沢!」
「胸の刻印がしっかり浮かび上がってるぞ」