まだ、戦力部隊にVSチェンジャーが装備されるより以前の話。
備品管理人はつかさに外出の準備をさせて連れ出していた。
「どこへ行く気だ?」
「ついてくれば分かりますよ……そう、この辺かな?」
木々に囲まれた公園の中は、ひんやりと木漏れ日が落ちてきて気持ちが落ち着く。
ギャングラーとの戦いも異界の化け物が相手では、現用装備では限界だった。