その卵が光になって、飛び出していった。
「え?」
 つかさの目にも、その光が壁を抜けてどこかへ飛んでいくのが分かった。
「妖怪ウンガイキョウですね……」
「妖怪?」
「我々が相手するような敵ではありませんよ」