伸びをした体制のままで、悟の身体が光りだしていた。
「時間切れかぁ……生き返りなんてしない方が良かったのかもな……」
「待て、待つんだ悟! 何を諦めているんだ」
必死に叫ぶつかさとは裏腹に、悟の声は落ち着いている。
「いや、圭一郎も知らないつかさの秘密を目撃したんだから、ここに来れて良かったんだろう……」
「悟!」
「じゃあ、上手くやれよ……」
悟は天に上るように、消えて行った。