キュパッ
 搾乳器のカップが胸に張りつくと自分でボタンを押す。
 ジュパジュパッ
「ん……」
 勢いよく母乳が吸われていく。
「良かったじゃないか?」
 横沢は当たり前の様にそこに居る。
「何がだ?」
「東雲が死んでくれて」