「ああああ……もう……いやぁ……許して」
「12.5」
「13.4」
「数値が安定値に入りました」
「座標が見えてます、今回は予定通り行きそうだ」
何度かの無謀なダイブを繰り返しようやく、設定の入力を受け付けるようになっていた。
「ああんぐっ……くはぁ……」
その間にユノは再び肉体を衰弱させられていく。
「ダイブ!」